日高哲朗 BASKETBALL METHODシリーズ

日高哲朗 (ひだか てつろう)
1953年鹿児島県生れ。東京教育大学卒業後、筑波大学大学院体育科学研究科博士課程修了。現在、千葉大学名誉教授、筑波大学女子バスケットボール部アドバイザー。東京教育大時代にはキャプテンとしてインカレで活躍。特に米国のコーチ学に造詣が深く、その幅広い知識と理論構成は高い評価を受けている。01〜02年筑波大学男子バスケットボール部ヘッドコーチ。02年関東1部リーグ優勝。著書『バスケットボール 戦術の基本と実戦での生かし方』(マイナビ)『個の力を伸ばすバスケットボール個人技術練習メニュー180』(池田書店)『バスケットボール指導教本』(大修館書店)、共訳に『バスケットボールコーチングバイブル』(大修館書店)、DVDには『注目の戦術 全3巻』『日高哲朗 教えるために教わろう!親が子に教えるための「シュート レッスン」全2巻』『キッズ・シューティング・プログラム全2巻』『BASKETBALL PROGRAM for Kids 全2巻』『コーチ:スポーツ空間の演出者 全1巻』(以上、スポーツ指導者支援協会)『BASKETBALL METHOD全10巻』『BASKETBALL METHOD2全10巻』『BASKETBALL すべてはシュートのために全3巻』(以上、オーディオビジュアルネットワーク)

 国内外のバスケットボール理論に精通する日高哲朗千葉大学名誉教授は、“日高メソッド”として構築されたシューティング指導がつとに有名です。しかし、より驚くべきはその指導実践といえます。理論を実践に落とし込む巧みな指導、選手のモチベーションを高める練習構成。指導法を考えるとき、一度は確認して欲しい実践がここにはあります。
 またコーチング論、戦術論に関しても造詣が深く、海外の情報を読みこなして自家薬籠中のものにする頭脳は日本有数とも言えます。米国の最新の戦術論を日本に移し替え、咀嚼し直した「注目の戦術 全3巻」は大ヒット作として現在でもNo.1の販売を誇る作品です。それはAmazonなど外部販売サイトでもコンスタントに購入されつづけていることでも実証されます。
 コーチング論で異彩を放つのが「コーチ:スポーツ空間の演出者」です。コーチという存在をユニークな視点から客観的に捉え直し、誰にもわかりやすく提示するその語り口は他ではちょっと見当たりません。
 そしてシューティング理論の権威として、集大成を目指した「日高哲朗 シューティング・メソッド 全4巻」は圧巻のシリーズといえます。そこにあるのは経験談ではありません。誰かの口移しの理論でもありません。バスケットボールのシュート軌道から導き出された、必要不可欠な要素をスタートにして、どこを基本として学んでいくべきかをもう一度整理し直したシューティング理論なのです。NBAなど海外の名シューターの個性あふれるシュートに到達する、その第一歩はここにあります。
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